ふぁるこんを手放してしまった私なのだがやはりDタイプには未練がある。
 というか基本的に2つのXZが好きなのだ。
XZの魅力は2面性にあるとも思える。
 発売当時、そのデザインや4気筒尊重の風潮から「鈍足」イメージが定着してしまった感のあるXZなのだが、元々そのトルキーな2気筒、しかも高回転を得意とするV型と言うレイアウトも相まって、中低速からの加速は4気筒の比ではないほどの加速を見せる。
しかしいわゆる「ガツ〜ン」と来ないから加速感がないのだ。
 事実、当時のオートバイ雑誌でも中速域からの加速では並み居る4気筒モデルを置いていけるほどの加速を見せていたのだ。
 ピークパワー45PS、大きくない。しかし、そのパワーの大半が4000rpm付近から最大トルクを発生する10000回転に至るまで延々と続くとしたら・・・。
 ローで発進して5速(!)に入るまで数秒。4000rpm付近にタコメーターの針を落ち着かせればあっという間にXZは70Km/h程で巡航している。
初めは「何故みんな付いてこないんだろう」と思う程である。
 4000回転でも、1万回転でも、ふっといトルクを発生してるから簡単に車速を乗せることができる。 
 ココまではネイキッドの「スーパースポーツ」とヤマハが名乗った売り出しなのだが、逆に言えば「スーパースポーツ」の味付けじゃない。デザインもそれじゃない。
 
 ただ、今度はDになると話は違ってくる。
ネイキッドより30Kg近く重い車体。200Kg程の車重に10%以上の負荷をかけると結果はどうなるか自ずと知れよう。
 その代わりDは他の国産バイクに無いモノを手に入れた。
 「真のGTツアラー」
 400ccでは空前絶後のGTツアラーである。
 ライダーを優しく包む巨大ではあるが美しくリファインされた国産初めての運輸省認定フルカウル。
 レーサーのように風に刃向かう荒さではなくて風と向き合い、語り合う、そんな優しさを押しつけることなく感じさせるカウリング。
こんなカウルも国産では後にも先にもこのXZと同時代のXJ750Dなど数えるほどのヤマハ達だけである。
 
 そんなD、初めからこういう形でマーケットに出ていたら、もっともっと「ツーリングバイク」というカテゴリーが日本でも成長したと思うのだが。
 その中でネイキッドが出ていたら。。。XZは違った道を歩んでいたかも知れない。
 
 前振りが長くなってしまったがとにかく「ふぁるこん」を手放した私がやはりDを手に入れようと思い、ふぁるこんほど状態が良い個体は望むべくもない状態から岐阜のXZ竜宮城から赤白のDを譲り受け、「飛燕」として再生していく様をココに記録しておこうと思う。
入り口→(現在工事中です。と言うかXZ550玄龍が入ってきたために一時飛燕再生は中断します。。。)

〜〜うんちく〜〜