日付 できごとろじぃ
 2008年4月29日(昭和の日)
  昭和の日かぁ。。
僕がチビ助の頃はこんな祭日が存在することになるだなんて思いもよらなかったな。
 そんな昭和の終わり頃、XZと言うバイクが存在した。
 それに乗って過ごした日々を思い出すべくもう一度XZライダーに復帰してはや4年。
雑誌にもデカデカと写真が出た(和牛太さんありがと)。本のページの中の飛龍は輝いていた。
 そしてXZ550玄龍との出会い。
 憧れだった550のXZライダーになった。例えようもない幸福だった。
そしてFJ1200。オーバーリッターの圧倒的な加速と存在感は新しいバイクの世界を見せてくれた。
 なんて充実した人生だろうと思っていた。
 去年、5月。家人が癌の宣告を受け闘病生活を始めると、2台のバイクは病院などの行き帰りにはフル稼働の状態になった。
それは今でも続いているのだが・・・・。
 牧場は殆ど閉鎖状態となってしまった。
 2007年9月。それでも玄龍号のキャブに不満を覚えていた僕は急遽キャブの積み替えと言う愚挙に出た。
  日没が早くなって、暗さを増した牧場の中で必死の交換作業。
夕方が終わり始めたころ、手慣れてはいるが何故か手間取った交換作業も終了し、いざ始動。・・・
「カンカンカンカン!!」玄龍の心臓の中で(と、思った)激しい打撃音。
 燃料ポンプを取り付ける際にワッシャーを落として、暗すぎて見えなかったのだが。。インテイクに入っていたか。。
 そう思いこんだ私はXZパラダイスに報告し、修理にかかると宣言した。
  暗い中、エンジン始動の音が隣の住人に迷惑をかけてしまい、苦情が出たのもこのとき。
厄日だった。
 シリンダーをバラしてワッシャーを取り出すのが一般的なのだが、とにかくエンジンを割るのは面倒だった。
大江戸号のエンジンを見ていたら、「ん、このエンジンは実働やな。。外見は終わってるけど中身はしっかりしてるなら、積み替えて磨こう。」
 後で考えるととっても短絡的なのだが、当時はこの思いしかわかなかった。
 次の週、とっとと玄龍のエンジンを取り外した私は
大江戸号のエンジンを見てやはり・・愕然としてしまった。このこの外観の悪さは半端やない。。
 しかし迷っている暇は無かった。
 右のクランクケースカバーは新品(NOS)があるから交換すればよい。それに伴うポンプのシール類も調達済みだ。ヘッド部分の潮吹きを取り除けばそこそこ見られるかな。なんて思っていたが、2週間乗るバイクがないと牧場に来るにも一苦労だ。(結局車を使っていた)
 しかも牧場にはレストア待ちのFJ1200がど〜んと幅をきかせてる。
 ・・・・夏用にって思ってたけどとりあえずFJで・・・。
 早速FJをバイク屋に持っていってキャブの調整を頼んだ。
いや。。だって、自分でしようと思ったんやけど、玄龍のエンジンにかかり切りになりたいし。。
 てなわけでFJは馴染みのバイク屋でキャブ調整。
でもプロは早い!次の週行ってみるとちょうどFJにタンクを付けて再始動しようとしているところ。
こちらでマスターと話し込んでると、「ウワォンウワォンォォォォォォォォォォォォォォ・・クァオンクァオンォォォォォォォォォォォォォォ・・クァオンクァオン・・・」痺れるような大排気量マルチの轟音。
 いやぁ・・・音量規制のないしかも輸出車。大音響ですわ。
こうなると誰も私を止められない。。
早速車検通しと登録を無理に来週にお願いしてこの日は別の意味でワクワクしながら牧場活動である。
左は外されようとする玄龍のエンジン。
このときは未だにこの中にステンレスワッシャーが入り込んでいると思いこんでいた。
 打撃音の原因は年明けてから解ることとなる。
 とりあえず上の潮吹きエンジンの中から掃除しないと。。
 で、ウォーターポンプから。
 開けてみるとヒドい。。。一言。
 パラダイスのオーナーやらカイザーライダーにも手伝ってもらって積んだエンジンなのだが・・・・。
 こびりついた水垢はインペラのシャフトまで太くしていた。
いいや。。と気を取り直して磨き始めたが・・・
 オーナーのところの実走8000キロくらいのエンジン。
保管を名目に(笑)貸してもらって積んじまおう。
と、早速電話。貸してもらうと言うことで快諾して頂いた。
 さて。。。話は決まった。
 はるばる佐世保から届いた実働8000Kmのエンジンはオーナーのワゴンに積まれて牧場までやってきた。
もう一息なのだ。
 よし!積み替えるぞっ! 下は新しいクランクケースカバーに急造の打ち込み工具(タダの水道パイプ)でウォーターシールを打ち込んでいるところ。新しいケースがまぶしい。
しかし、バイクに乗りたい!・・・。と11月17日、FJ1200が登録完了されて牧場にやってきました。↑
 1991年初度登録。北米仕様3GP。3CVと同じですが、泥よけが短いのが特徴ですかね。
 上り坂。スロットルを7〜8分目開けるだけで脳みそが沸騰するような加速。
 ポジションが結構前傾なので加速感は余り感じられないのだが、2速の途中で100Km/hに達するロケット加速には脳みそがついて行かないような感覚ですな。
 ネイキッドのように上半身が立っていないので後ろに引っ張られるような加速は味わえない。・・・がその辺はツアラーの妙味。XZと同じなのだ。たぶん、こいつもコンチネンタルツアラーのDNAが仕込まれているんだろう。事実、モンスターなのだがヨーロッパのツーリング、1日に1000Kmやそこいらぶっ通しで移動するスタイルには圧倒的支持を受けたのは想像に難くない。
 そりゃ、加減速の度に上半身が前後に揺すられるっていうのでは疲れないわけがない。
 腕を上半身の固定用具に使うのはツアラー、逆に腕をバイクのコントロールに使うのはネイキッドやレーサー。さて・・・あなたは?
XZやFJ,またコンチネンタルツアラーのBMW,モトグッチのような前傾姿勢のバイクに乗ってポジションがキツいし長距離乗れないよなんて言うのは、乗り方がネイキッドやレプリカの証拠。
 腕の力を抜いて脇を締めきって腰に負担かけてません?それはレーサー!ツアラーは腕を添え木にする感じでハンドルの上に上半身を固定するようなポジションをとればいい。1000Kmも走れば効果は絶大なことに気づくだろう。事実、FJもXZも一日7〜800Kmのツーリングをこなせるが、それだけ走ると、腕ではなく、手のひらの尺骨を延長したところが堅くなる。痛くはないが。ツーリングだことでもいうか。
 ただし、このポジションで峠を攻めることはできない。当たり前でしょ?レーサーの前傾とツアラーの前傾は訳が違う。
ツアラーの前傾は楽に長距離を走るため。そのために遠くて幅の広いハンドル。レーサーは低くて絞ったハンドル。一見上半身は同じような前傾になるが、腕の持っていくところが違う。角度違う。
 レーサーはハンドルを押さえ込み、なおかつ上半身は前傾で無くてはならないのだ。ちょいと脱線。

  前傾の妙味。

それは一見全く相反する乗り方のようなのだが、ツーリングとレース、風の抵抗を減らしてライダーの負担を軽減するという一点において交差する。フルカウルの恩恵を受けるのはツアラーとレーサーなのは当然のことであろう。
 もうちょっと横道にそれてしまおう。
 ツアラーにはフルカウルが付き物。
できの良いフルカウルはツーリングの楽しさを倍増してくれる。
 XZのフルカウルは空前絶後なのだ。ライダーの疲労を軽減するだけでなく、オートバイという乗り物の味を存分に味わわせてくれる。バイクのツーリングの味って何?
 風。ヤマハはかつてXZと言うバイクを作り、商業的には(国内では)失敗した。海外では一部に熱狂して受け入れられたモノの、国内ではサッパリ、厄介者の烙印を押されて記憶の外に追いやられた。このバイクを揶揄する逸話も数々生まれてくることとなった。
 でも、ヤマハは絶対に風だと確信を持って続きを作り続けた。
 これも国内では全く受け入れられなかったXJ400Sディバージョン、600S、FZS900。今のFZSの前身だ。ディバージョンのカタログに大きな文字が躍っていた。「ヤマハはもう一度、風に吹かれてみたいと思います」。
  コイツ達もXZを範として生まれてきた感じがする。特に900はちょっと乗ってみたくなるバイクである。
カウルは洗練されてフルカウルでは無くなったけれども、ヤマハは絶対にXZでカウルと風とライダーの関係を確立したんだと、そのために、ツアラーのカテゴリーをはずせないんだと確信できた。
 キング・ケニーの一言。
「なぁ、レースってな、詰まるところツーリングだぜ。あの距離をどれだけ速く走れるかってのが最初なんだ。解るだろ?楽しんで走ろうぜ。サーキットでもな。事故しないように最後まで楽しんで走ったヤツが勝者なんだよ。ギャップが有れば飛び越える。オイルがこぼれていれば踏まずに行く。その対応をちょいとほかのヤツより速くできるのがオレって訳さ。」・・・・
 FJ1200で初めてのツーリング。
 閑話休題
 さて、FJに道草食ってしまったが、XZ550玄龍はどうなっているんだ?
 ちゃんと進んでますよ〜・・と言いたいところなのだが、ここを千度に磨きを一緒にやっているとなかなか進まず。。。
FJ1200で新年を迎えることとなった。
今年の初ツーリング!on FJ1200
                 with CB1100
 
 in 南紀白浜
  あんだ? 今年っからはあんだーカウルも付けてっぺ?
 で・・・
 XZ550・・・・(^_^;)ゞ
 新年に入って進みましたよ〜!うりゃ!新エンジン2連発!
どうでがす?
 磨いたと豪語するだけ有って結構いけるでしょ?こうなったら仕上げるのは時間の問題!
 さて。。1月19日、換装も無事終わり、近くの公園まで押していって・・・・
  ニュートラルランプが輝くのを見たときは少しジィ〜ンときましたね〜。
で!おもむろにセルスイッチを・・カチッ!回りまへん・・・。アカン・・セルが死んでる。この日は挫折!
 てな訳で一週間のご無沙汰。1月26日のこと。
  勇躍乗り込んだ本日の牧場!
 シャッターを開けると・・・「アカンやん!床がオイル〜〜!」
 交換したクランクケースカバーとクランクケースの間からボタボタ漏っているオイル!
 ぐげっ!
 早速近所の公園で砂を集めてきてお掃除。せっかく入れた新品のオイルを全部吐き出して玄龍は澄まし顔、。おどりゃぁ〜〜!
 もう一度12本のボルトをはずして、パカッと開けてみると、悪いのはこのアタクシ。
 ガスケットの下端がちゃんと合わせ目に沿っていなくて、しかもボルトのところはちぎれている。
あ゛〜あ。。暗いところでやるとどうしてもなぁ。。 と、言うわけで、ガスケットの交換。そしてセルモーターの交換。
せっかく入れた冷却水も全部出して。 
 2時間もかけてしまった。。
ようやくこれでかかるぞ!って状態になったときには薄暗く。次の日、1月27日、牧場近くの公園で、車からブースターを引っ張って再始動を試みる。
最初、全く爆発の気配が無くて焦る。キュラッッキュラッキュラッ・・・セルの音は抜群。
 公園で遊んでいた子供たちは見に来るし、ここでかからなかったら格好悪すぎ! 
 あちこちこねくりまわしてもどこも外見的な不具合は無し。
・・・・そうや。加速ポンプ。。
 このキャブは加速ポンプの後方気筒と前方気筒を繋ぐパイプを半透明のシリコンチューブにしてあるのでガソリンが走っていくのが見えるのだ。走ってる=キャブのチャンバーまでガソリンがきてる。
 のぞき込むと、そこまでガソリンが行ってない。
 アクセルを4度、5度。来た来た!ぴゅっぴゅっとガソリンが走ってきた。
よしよし!
 で〜・・セルボタンを押すと、簡単に始動やん。
 ダッカダッカダッカ・・
良いねぇ・・柔らかで。力強くて。
 アクセルを煽ってみると、どうも回転の下がりが悪い。
?? バタフライバルブの戻りが渋くなってるのかな?
 しばらくアイドリングしたり、アクセルを煽ったりしているとようやく原因が解った。
 タンクに繋がる負圧チューブがYICSのチューブの上を通っていて、その上を前後のキャブのバタフライバルブを繋ぐリンクが通っているのだが、そのリンクに負圧チューブが当たって全閉付近で戻る力が弱くなった時にバタフライの戻りが悪くなっていた。
 いろいろあるねぇ。。XZって。
パイプの取り回しとか。。覚えてないって。(笑) ま、リンクに当たらなかったらエエねんから。。
 
  車のバッテリーからケーブルを外して牧場でバッテリーを取り付けて。。ここまで来たら走ってみたくなるやん。
 おもむろにヘルメットを取り出して、GO!
  あ〜・・・ええわぁ・・。
やっぱり正妻はええね。味は抜群やわ。カウルを付けてないので寒い!しかもバックミラーが付いてない!(当然)
 前のウィンカーも付いてない!(笑)。ので、4〜500m走ってやめたけど、2000回転付近でちょっと息付くのも前の通り。
  結論。
 XZはやっぱりイイ。速さより何より。。味わい深いバイク。おいしい。
バタくさいFJから乗り換えると特に感じる。懐石料理のような味。
 早く長距離に出よう。
 
2月10日。本日復帰しました550〜。
  元のエンジンより良いかもです。
ウォームトーンのEX音はやっぱり何とも言えんくらい。
外見はちょっと・・って感じですがクランクケースカバーを左右ともきれいなのに換えたのでパッと見は良い。
 シリンダーは何故か取り付けに戸惑った後遺症で傷がいっぱい。。それも良しかな? また磨くし。。
  BD34のキャブは相変わらず3000回転付近でのもたつきがあるのも前と同じ。・・・ってことは。。
やっぱりキャブですね。(分かり切ったことを。。) ん〜・・・このエンジンならBD36も良いかも。

 FJ1200の後に乗ると本当に極楽バイクです。 
 FJ1200は、乗ると「おぉぉぉ〜〜うひょぉ〜〜〜!うきゃぁ〜」って感じですが・・・
XZ550は「ぁぁぁぁああ〜〜あ。極楽極楽・・・。。でゅうわぁぁぁ〜。っっつは〜〜〜〜。」って感じですかね。
FJよりコーナーリングは難しいけどね(笑)
でも80〜90Km/hくらいの巡航はやはり快感ですなぁ〜。。解ってましたけどこれほど快感とは。。
短音階チックな ヒョォォォ〜ン・・・・と言う音はエンジンの個性が出る。400は長音階(G単音)なんですが、550は何故か短音階和音チックです(Dmな感じ)。何となく切なくなるような音階なんですけど〜。
でも乗り味は極楽バイクですわ。その漢字の通り、「極めて楽しい、極めて楽ちん」
正妻はええ味をもって旨としますね。。
今日は30Kmほど走って慣らし運転。実走7000Kmくらいでしたっけ?オーナー。このエンジン。
まだ、アタリがついてないような感じですよ。少なくとも前のエンジンより若干荒いです。
いやぁ・・・贅沢。
 しかし、しっかり走れるとなりゃ、あ〜た。XZの本領、ツゥリングに行きたいでがしょ?
 早速オーナーに連絡を取って行ってきました伊勢!
 いやぁ〜・・・ええもんです。極楽ですわ。


 やっぱ良いわ。
 帰ってきたふぁるこん号
 話は戻るんですが、ちょっと事件がありました。
 今年1月22日。
 パラダイスに投稿があり、三重県でXZ/Dが中古車屋に出ていると言う情報。
 ん?三重県・・・胸騒ぎがして出先のノートPCからネットに繋いでみると・・・
そこには紛れもなくふぁるこん号の写真が有りました。18万・・・
 んだそりゃぁ〜!
 ヤフオクでふぁるこんを落札した○○さん。。そりゃ無いよ。。大事に乗るからっつって・・売るときは引き取りますから絶対声をかけてねって。
あれほどお願いしてたのにねぇ。
 そりゃま、自由ですよ。いくらで売ろうが、どこに売ろうが。でも、心ってもんが有るでしょ?
パラダイスでも、批判的な意見が有って、解ってるけど、納得できない解釈をするのは当事者だけですけどね。
 捨てる神あれば拾う神ありで、またもや翔龍号の嫁ぎ先から打診が。。頭が上がりまへん。
 3月9日。軽トラック登場!一度は湘南まで取りに行ったふぁるこんが通った道。名阪国道で鈴鹿まで行きました。
牧場のふぁるこん(再)↓

 う〜ん。。
保管状態は良くなかったみたいであちらこちら錆が多くなってます。
 きちっとキャブを整備の上、しっかりお渡ししますです。
 いろいろ有るもんです。
理解できんかったんでしょね。恨むこともないし、もう、腹も立ってへんけど。。
 悲しかったなぁ。。
 さてさて・・こっそりと玄龍ですが・・・
 どうも、このエンジン・・・BD34だと下が(トルク)無さ過ぎる。
そりゃ、日常の足にFJ1200なんて贅沢な使い方はしてて、それに比べたら加速はねぇ。。でも、パンチがないのは否めないよ。
 ココは思い切ってキャブを純正に戻してみますかね。
 3月15日。
大江戸号のキャブを掃除の上、装着。
 でもねぇ。。。全然吹けないんですよ。アイドルもダメやし。
牧場から帰りしな、あまりにも調子が悪いのに閉口して赤信号の度に降りて見ていた。
 住之江まで来たとき、ようやく理由を発見!
なんと、燃料ポンプを駆動する負圧パイプ(インシュレーターから出てる)をポンプに繋ぎ忘れるという大失態!
 長いXZ人生、こういうこともあるよ。。とりあえずしっかり走るようになった玄龍に乾杯。夜中の1時頃まで走り回って帰ってきた。
大学の頃。。。夜中走ってたよなぁ。。VFの幽霊にも出会ったし(笑)
 ま、これで2台のマイバイク達はちゃんと乗れる状態まで持ってこれた。

     ちょっと良いでしょ? 
 とりあえず、結構・・・うれしいです。
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2007年のその後と2008年3月まで〜
 纏めてます。 久々の蘊蓄も飛び出し、龍ちんはぜっこーちょーです。