日付 できごとろじぃ
十月二日
 実はビックニュースがある。(ビックリニュースか。。。)
知り合いの鉄工所に頼んでおいたXZどらごん用のキャリパーサポートが出来上がったのだ。
どらごんにはニッシンのキャリパーと2000年式くらいのV−maxのディスクローターを流用しようと思ってたのだが、ニッシンのキャリパーがどうしてもしっくり来ない。・・・というかXZに合わないというか。。。 NISSINの文字がホイール側に来るのもちょっと私の趣味じゃないし、ピッチが63ミリでフォークのピッチ(40ミリ)に近く、サポートの穴が非常に接近することからちょっと予定変更をした。
 まず、折角手に入れたのではあるがNISSINのキャリパーを処分。とりあえずは初期型V−MAXのベンチ付きディスクローターをゲット。直径は若干2000年型より小さくなるモノのデザインが80年代っぽくてどらごんに合うと思うのだ。
 直径も289ミリと大きくなるのは当然である。 
そして本命キャリパー、ブレンボは欲しかったのだが高値推移でちょっと手が出ないこともあり、いろいろ当たってみたところ、SRX−4に流用定番であるTZR250(3MA.3XV)系統の異径4ポットキャリパー。これがものすごくカッコいい!実はこのキャリパーは2型のV−MAXにもピッチ違いではあるが採用されていたのでローターとの相性も抜群なのだ。
 しかも流用を考える人がいないので値段も上がらない。 何故か。このピッチ、100ミリはわざわざこれを流用しなくてもヤマンボが有るからである。
 ヤフオクで検索かけてみると3000円の美品がヒットした。早速入札、そのまま落札。
 岐阜に行く前、余りのXZホイールにローターを装着、そしてスペアのフォークにキャリパーを付けてサポートの採寸をしてみると、余り大げさなサポートを作らなくとも(大きさは結構・・・)フィットすることが解り、まま透明のプラ板でボルトの位置や角度を写し取った後、先の鉄工所の知り合いに渡しておいたのだ。
普通は100ミリピッチのフォークに40ミリのブレンボなんてのが定番なのだがいかんせんXZは40ミリ、キャリパーの方が広くなる。
出来上がったサポート1対 →
アルミの板、10ミリである。
 しかも切れ端で作ってくれたので材料代無しの一枚3000円!
 ちょっとXZ−パラのオーナーには言えないような値段である。
 
 キャリパーやサポートなどに限らず、9月後半からはどらごん用の部品をちょっと重点的に仕入れた。
 海外のオークションサイトからは「ビジョン」用のテールランプを手に入れたのだが、 これは、サイドにリフレクターが内蔵されているもので、憧れの一品。
 何故に日本仕様はサイドリフレクターが無いのだろう。
夜間の横面からの視認性は抜群に高まると思う。お上の好きな安全性が高まるとは思うのだが車もサイドリフレクターが無いのは何故なんだろう。とかく、納得いかない道交法&道路運送車両法ではある。

 
 ともあれ、ずっと思っていたテールランプをアメリカのe−bayで手に入れることができた。届いたテールランプ。アメリカの新聞が詰まってた。
若干の傷はあるものの、そんなに悪い状態では無い。
 実は去年の夏に、このテールランプをアメリカのオレゴン州のバイク屋に中古部品を頼んだのだが、輸送途中で紛失という苦い想い出がある。その時は知人の貿易屋に頼んだのだが、安いと言うことで普通の船便で頼んだ。
 1ヶ月近くかかるモノの、国内宅急便と本当に変わらない値段で送れるからそうしたのだが。。。船便は紛失の危険と隣り合わせだと後で聞いて初めて知った。特にこういう風体が小さいモノは他の荷物と紛れて無くなることはままあるようで、良い勉強になった。
 今回はネットオークションでしかも、優良セラー、わざわざ海外発送OK!の記述まである。
 余談であるが、e−bayは運送料がその場で計算できるという優れた機能がある。保険料が$5〜$10なので、それに足せばよい。
これはヤフオクなんかも見習って欲しいところ。折角「ヤフーゆうパック」などと言うものも有るのだから、その場でバイヤーに提示できて、元払い送料共々請求できればセラー、バイヤー双方お得かと思うのだが。。
 それを使って今回の送料を表示してみると $35。安いやん。4000円ほどやん。。
 海外発送もOKなんてわざわざ書いてあるから安心できるかな?と言う訳で落札してみた。
料金の内訳は、海外オークション代行手数料 ・・・・2000円
     代金               ・・・・1000円
     送料               ・・・・3980円
 以上で¥6980円である。
 自分で入札できるなら本当にヤフオクなんかと変わりがない値段で手に入れることができる。
 まぁ、代行手数料入れてもこれくらいなので結構良い買い物だったと思っている。
 
 と言うように今週は牧場に行かずに集めるのみになってしまったが、着々とどらごん号の改造計画と飛燕号の再生計画は進んでいる。
 飛燕号についてはまた後ほど。・・・
十月
十日
 今日は雨。XZパラのオーナー氏から「XZが仕上がったから牧場に行くわ」とMLに投稿があった。
 今日は私も牧場に行きたくてウズウズしていたから願ったり叶ったり。
窓から外を眺めてみると何やら雲が厚い様子であるがどうなんだろうとベランダに出てみると幸い雨は降っていなくて薄日も差している。
 団地の中庭に降りて、久方ぶりのどらごんに火を入れてみるが、どうもこの間の帰り道からアイドリングが怪しい。
 止まるまではいかないのだが、不安定この上なく、その上、かけてすぐはチョークを引っ張って2500rpm位まで回転を上げておかないとエンストする。
 走り出しても、信号で止まった時はアイドリングが1000回転から1200回転の間をタコメーターの針がウロウロしている。ただ、レスポンスやフケ上がりなどは非常に調子が良く、去年の今頃、レストアが済んですぐの頃と同じ症状なのだ。ただ、あの時はアイドリングができない状態だったから、そこまで不調とは言えないのが。
 今日の牧場ではとにかくどらごんのキャリパーとローターの交換に着手したくてキャブの清掃はついで位しか思ってなかったのだが、これはアイドリング不調の原因究明に時間を割いてしまいそうである。
 牧場に着いた途端、大粒の雨が降り出し、「女心となんちゃら」の世界である。女心はどうでも良いが、空を見上げて恨めしそうにしているのは私だけではあるまい。
 きっとパラのオーナーもそうなんだろうと思っているところにオーナーからメールがあった。「様子みるわ〜」・・・・。
 とは言え牧場活動は元来一人でするものであるから、別に普段と変わるわけではないのだが、やはり拍子抜けするのは仕方ない。 
のろのろとテールランプを交換して、出来映えを確かめてみるとやはり気分が乗ってくるのは悲しい性、 初代XZのテールを彷彿とさせるビジョンのテールランプにしばし見とれていたのだが今日のメインのキャリパー交換とサポート取り付けを思い出してまたまたハイになってくる。
 喜び勇んで持ってきておいたキャリパーサポートをフォークに合わせてみると畏れていた事が現実になってしまった。
 フォークの耳との咬み合わせ部分が少し当たってしっかりと入らない。しかもキャリパー部のエグリも浅く、ポットの裾野にサポートが当たるという初歩的な差寸ミス。う〜〜〜〜!せっかくの休日をぉぉぉぉ。
 ま、ええか。テールも交換できたし
 
←ビジョンのテールランプが付いたどらごん号。北米仕様と欧州仕様はサイドにリフレクターが付く。
 キャリパー交換ができないと言うことになると少しその辺りでも走りたくなるのだが、いかんせん牧場の外は雨。
 どらごんを濡らすのがイヤならじっとしてることだ。
 しかし。。。じっと牧場を見渡してみると何とも雑然としている。
9月の終わりに龍宮城から来た2台のDが奥の方に鎮座しているから、当然作業のためにどらごんが牧場に入るとスペースは本当に無くなる。可愛そうに2台のSRXは牧場の外でシートを被って雨を凌いでいる。
 よし、XZ一台解体しよう。また勉強や。
 と言うわけでどらごんを牧場の外に出しシートを被せ、奥のXZ/Dの一台を引っ張り出して解体を始めたのだが、このXZはとにかく錆だらけである。カウルもアッパーだけは辛うじて付いてはいるが塗装にヒビが入りスクリーンは白濁している。
 しかし、FRP製のカウルはびくともせず、補修の必要もないようで、本当にヨットの船体かとも思える。さすがヤマハやなぁ。。
 ダメなのはソフトの部分で、塗料とか、ラインとかだけである。塗り替えベースとしては惜しくないかも知れないなぁ。
 でもスクリーンはいかんともしがたいのかなぁ。。思えばふぁるこんもスクリーンがダメだったなぁ。エナメル塗っても透明にはならなかったなぁ。
ん・・・ちょっと待てよ。エナメル塗ってもダメって事は、白濁=傷の集合体では無いと言うことだ。
エナメルくらい細かい粒子の塗料で埋められない傷やヒビが有るとは考えにくい。現に時計のガラスの傷などはエナメルを塗ると跡形もなく消えるではないか。
今まで既成の観念に取り憑かれて、白濁=小傷或いは細かいヒビの集合体だと思っていた。しかし、実は白濁の原因はスクリーンの表面に何かが付いているとしたらどうだろう。
 汚れの一種だと考えたらどうだろう。光学レンズだって何年も放っておけば「ヤケ」という現象で白濁するではないか。
これは非常に頑固なカビで、もう一度研磨しないと綺麗にはならないのだが。
 よし、やってみるか。手許にある樹脂磨きは「日東化学」さんのSOFT99「プラスティッククリーナー」である。
 磨いて2,3分置いてから乾拭きして下さい。か。黙々と磨き始めてみて驚いた。
 全く濁りは無くなったとは言えないモノの、随分綺麗になった。
これが拭き上げの写真。→
 手の届かない下の部分とまだ磨いていない上端の部分、白濁が残っているのがお解りだろうか。
 もう一つ、驚いたことに、写真では見えにくいのだが傷までもが消えていることが解った。
 写真のメーターナセルが見える部分、その辺りの内側に結構目立つ傷が合ったのだが全く消え失せている。


 恐るべし「SOFT99」。
 と言うか、汎用のプラ磨きでココまで来るならスクリーン磨き専用が有るような気がする。
 これで飛燕号のスクリーン修復の目処が付いた。
少し気分も良くなって牧場の壁にカウルとカウルのフレームを吊す。
 結構壮観である。
 赤白 XZ/Dのカウルが3つ壁に掛かっている!カウルフレームも3つ!
 おお!・・・・牧場や・。一人悦に入る。
眺めていても秋の夕方はすぐに暗くなる。急がないと片づける時間も無くなってくる。特に雨模様の今日はまだ午後3時だと言うのに黄昏のような暗さである。
 エキゾーストとラジエーター、キャブを急いで外したのだが、どらごんのパイロットスクリューを掃除することを思い出してエンジン降ろさず、とりあえず今日の解体作業はココまでと元の場所に解体用のXZを戻すが、カウルを外しただけでかなりスペースが空いた。・・・・やはり・・・。XZ/Dは巨体なのだ。
 空いたスペースにどらごん号を入れ、キャブを外さなくていいパイロットスクリューの調整と清掃を始める。
 ちょっとドライバーを差し込みにくい後方気筒のスクリューもしっかり外してニードルの検査、清掃。もう一度ニードルを締め込んで規定回数もどす。(3回転半±半回転)
 モノの20分も有れば終了する。どれ。。。調子は。。
 キルッキルッッドドバビーンィィィィィィィ〜〜ドドドドッドッドッドッドルッドルッドルッッ・・・・。タコメーターの針はきっかし1350rpmで安定したまま吸い付いたように動かない。
 ・・・・・・なんや。。これだけでこんなに調子よくなるんや。。拍子抜け。
 なにか最後までこのパイロットスクリューに振り回されそうなXZライフである。
 さてさて・・・。暗くなりかけて帰ろうと思っているのだが、路面が濡れて折角綺麗などらごんをハネで汚すのもイヤだ。SRX250はバッテリーが死にかけてるし。。ガソリンも。。そう言えば龍宮城で貰ってきたXZブリリアントレッドのタンクは満タンに近かったんやないかなぁ・・。
 ガソリン価格高騰のこのご時世。洗油にしてしまうのももったいない。大丈夫やろう・・・SRX250に給油して。
 始動はどらごんからブーストすることになるのだが、初めてXZからブーストするのもちょっと感慨深い。今まではされる方ばかりやったから。ね。
 SRX250はあっさりとエンジンがかかり、帰りの足になってくれた。
 やはり足バイクは必要やなぁ・・売らずに置いておいて良かった。売るならやはりSRX−4の方やな。
と言ってもまだ売るつもりは無いのだが。
 19時前、SRX250で無事帰還。充実した牧場活動であった。
10

16

Sun
 午前10時。
 携帯のメールが鳴った。
「今日の牧場の営業はいかがですか?」
 パラのオーナー氏である。
 マズいぞ。今はテニスの試合中だ。今日はいつになく勝ち進んでるから午後も遅くなりそうだ。
「夕方くらいになりそうです〜」と返信。試合が終わったのはちょうど午後の4時。
 きぇぇぇぇぇぇ!挨拶もそこそこに団地下に止めてあるSRX250のエンジンをかけ、牧場に向かう。
 牧場に着いた途端オーナーから針テラスから牧場に向かう旨のメールが入った。
 「んじゃ1時間くらいかな?」
 ちょっと余裕有るやん。エプロンして手袋はめて活動スタイルに変身〜〜
 とりあえず解体中のXZに取り付いてやり残していたマフラーの取り外しを始めてみたが、やはりこのボルト(後方気筒のエキパイとチャンバーの接続部分)は泥ハネによる錆と熱変化で相当カタく、毎度の事ながら床のコンクリの上に段ボールを敷いて寝っ転がっての作業になる。
 ここはXZで唯一普通では見えない部分のバラシなのだ。ソケットがきっちりかかっているかしっかり確かめ、エイやぁとばかりに戻していく。緩んだところでマフラーの後方を持って左右に揺するのだ。
 錆だらけのマフラーなので、ココは心を鬼にしてゴムハンマーで叩いたり、捻ってみたり。。。5分ほど格闘の後、「ガラ〜〜〜〜〜〜ン」とマフラーは外れた。
 そうこうしてるウチに聞き慣れたXZサウンドが近づいてくる。自分のバイクの以外のXZサウンドを聞くのは良いもんだと思う。
 ダダダダダダダンンヒュウ〜〜〜〜ンンン
 牧場前に二台のXZを並べてしばし雑談の一時。本当に楽しい。
 牧場前でパラのオーナー氏。
実働2台のXZはやはり貴重だ。


本日の牧場活動〜〜〜。
 
 「ダベりんぐ」・・・。
 そして日もすっかり落ちて、オーナー氏が帰った後、どうしてもXZに乗りたくなった。いやいや〜。XZサウンドを聞いてしまうとね〜、心躍る訳よ〜。
 牧場を片づけてSRX−4を入れ、ええいとばかりにSRX−250も入れ、XZにキィを差し込んでウォームアップをしようと、キィを捻った途端「パァン」と言う音がした。
 ん?どこかショートしたような音やなぁ。。でも匂いもせえへんし・・・・。ニュートラルランプもちゃんと点いてる。・・・。なんか、エンジンがミスファイヤでもしたかなぁ。。
 おそるおそるエンジンをかけてみるとちゃんとかかる・・・が変な音。アイドリングも不安定やし。。
いや、まてよ?この音は何や。。「ヒコヒコヒコヒコ」聞いたこと有るぞ、しかもアイドリング不調。。あれや!YICS!
 この間交換した後方気筒のYICSパイプはメッシュ入りにしてあるのでそう簡単には破れないはずやん。案の定、前方気筒のパイプがシリンダーの間近で破裂している。
やっぱり。。まぁ、有る意味電気系じゃなくてほっとしたが、なぜ破裂したのかちょっと疑問が残る。
 ちゃっかり用意してあったメッシュパイプに差し替えて始動すると元通り、そのまま近場を乗り回し、遠回りして帰路に付いた。
旧友
 小恥ずかしいがそう言う言葉がぴったしの人達との一時を持った。
 「初代XZのアルバム」に登場している GSX400E→XJ750EU氏。そして私と彼の小学生時代の親友。
何と彼は今仮面ライダーになってCB1300に乗っている。
 待ち合わせたファミレスの駐車場、XJ750EU氏が現れた(車)。車から降りるなりXZに視線が釘付けになっている。
 彼も驚いた様だ。(言ってなかった)
 
 二度と見ることは無かったはずのバイクのそばで二人25年前に思いを馳せる。
彼は今イナズマ1200に乗っているのだが、その時はXZと共に生きた一人なのだ。
 CB1300仮面ライダー氏と合流し彼の家にお邪魔して時を忘れて話し込み、至福の時を過ごした今日の牧場活動であるがオーバーリッターバイクを見せつけられるとこっちも欲しくなるよね〜。
 マジでFJ1200とかBT1100とか狙ってみたくなる気分だが。。もし現実にオーバーリッターバイクのオーナーになると飛燕号と共に3台の車検付きバイクを養わないといけない事になるし。。。XZには乗ってたいし。。
 結局このまま再婚もしないでバイクに埋もれているような気もするが、それだとずっとバイクに乗っていられるし。多分車は今のディアマンテで終わりになるだろうから、次を考えなくて良い。
 それもいいなぁ・・・
こういう悩みは幸せだと思うがとにかく飛燕は完成させないといけないし、その後でゆっくり考えよう。
 今日は牧場らしい活動はしていないのだがそんな話を何時間もして、当時のXZやXJ,GSX、果てはCB50やらRX50、ハスラーやTL80まで飛び出して当時のバイクに対する思いや昔話が尽きることなく続いた。
 さてさて。。。止まっている飛燕再生プロジェクトはいつになったら完成するのやら。
そうそう、飛燕のフレームは錆錆でそこから始めないといけないかなぁと思っていたのだが、オーナー氏のフレームが余っているというお話があり、譲って頂くことになった。
 これで若干の補修から始めることで飛燕プロジェクトの開始は容易になると思う。どらごんのブレーキについては・・・(笑)やりたいと思いつつまだ手を付けられていないが、近いウチには必ず完了させようと思っている。なにせ大家さんに電気を借りるところから始めないといけないので手続きがねぇ。。。
 と言うわけで今日もXZをエサに人と大いに話し、笑った充実した牧場活動であった。

 
10

24

Mon
 案外月曜日はこの日記に登場する。
振り替え休日になるのは当然としてそれくらいのプラス日数はあるだろうが、何か動きの有ることが多いのだろうか。
 今日は本当に動きがあった。と言うか、一大転機になりそうな出来事があったのだ。

 夜家に帰って一息ついて、PCのスイッチを入れいつものようにメーラーを開けたらパラダイスの投稿が目に飛び込んできた。
 「XZ550出てますよ。ふぁるさんの為に出品されたようなモノです。」とまで書かれたら入札するしかないでしょう。
 まずは2万円。しかしよく見ると例の業者である。(オオタさん失礼)
ん〜〜。。2万円で入札しておいて、20分前にキャンセルとか言うことも考えられるなぁ。今は8900円にしかなってないし・・・不安になってあれこれ考える。放っておいたら絶対メンバーが買うやろうし。。今、まだ誰も入札無いのはKRPの出品やからってことやろうし。
 とりあえず、見慣れた(笑)KRPの評価欄をもう一度眺めてふと気付いた。
 確かに悪い評価も多々ある。けど、殆どが、「バイクが動けへん」とか、運送業者が悪いとか・・・。挙げ句の果てに「バッテリーは×って書いてあるけど全くダメなモノ、押しつけやがって・・・云々・・」バカかコイツは。バッテリーなんて消耗品やん。中古車をバッテリー交換無しで乗る気でおること自体とんでもない甘えやん。そか、取引に関する悪評は余り無いな。となると、直前取り消しが怖いなぁ。
 難しいところやなぁ。何々?希望落札5万円・・・・。コレを入れたら一発落札やし、直前取り消しも何も無いわなぁ。安心はできるなぁ・・メンバーさんに断り無く先走りかなぁ・・・。
 他に入札が無かったらまたきっと直前キャンセルがあるんだろうし。。値段よりXZ550やもんなぁ・・。
 悩んでいるところに娘が部屋を覗きに来た。
「今度の誕生日のお祝いやねんけど。○×がええなぁ。」
「ええけどその代わり、お父さんの誕生日は」なんて話から、「そうや、給料日まで5万円貸して。」(笑)
 その5万円を握りしめ、ヤフオクで「希望落札価格」で落札した。
 今度の日曜日は感動のご対面となるのだろうか。憧れのXZ550
乞うご期待・・・。
10

30

Sun
 朝から本当に良いお天気である。
 月曜日に落札した550。ほぼ一週間経ち、めでたく本日京都のかの「KRP」まで受け取りに行くことになった。
 朝からはテニスに行く予定だったのだが、トラックを借りていた車屋さんにドタキャンされたこともあって午前中はトラックの調達に走り回る。
 堺市内のレンタカー会社に一台軽トラックの空きがあって、運良く借りられる事ができたのだが、このレンタカー会社は余り知名度はないモノの、料金も安く非常に満足した。
 その軽トラックにロープを積んでKRPに急ぐ。
 XZ−パラダイのオーナー氏と初顔合わせになるマックビーマーさんが駆けつけてくれることになっていた。
 本音と言えばXZ−550を見たいというのが半分、KRPの「オオタ」氏を見たいというのが半分。
 実は落札後のメールのやりとりで、やはりというか、オオタいそつぐ氏の印象はガラリと変わってきていた。丁寧だし、気遣いもしっかりしている。
 伏見に到着すると早速マックさんからのメールが入り、「めちゃめちゃ綺麗で!XZ」の文字が躍っている。
 場所は見当付いていたので難なくKRPへ向かうとネットで見慣れたオオタ氏と話し込んでいるこれまたどこかで見たようなマックビーマー氏がチョップされたハーレーを囲んで談笑していた。
 マックさんとは初対面のはずなのにすぐにうち解け、ショップに入りXZ550と感動のご対面!
 こ・・・これは。確かに非常に綺麗。
23年経つバイクとは思えない様な程度である。
 だいたいヤフオクに限らず、グーバイクなんかでもヒットする(ほぼ無いが)XZ550はそれなりの風体をしている事が多い。すなわち、タンクが凹んでたりカウルの一部が欠品であったりフォークが錆錆であったりとXZ550で無かったら許されないなんて程度が多いのだがコイツは違う。
 フォークのライトステーの辺りに(XZ/Dにはライトステーが無いが)少し錆びた部分が有るくらいで点錆もない。タンクの塗色はそれなりに退色しているモノの大きな傷は無く非常に満足できる。カウルも左ハンドル下に一部塗装が剥がれているところが有るモノの後は傷もなく綺麗なものだ。
 こりゃ。。。パラダイに画像投稿したらねたまれるかなぁ。。(笑)それくらいに状態は良いのだ。
 
 驚きのマックビーマー氏と連れだって「オオタ」氏に会いに行く。
ネットでの印象自体は申し訳ないが余り良いとは言えない彼なのであるが、やはり事実は全く違った。
私の前で納車するハーレーのエンジンに真剣な表情で立ち向かい、それが済むとたった5万円で落札した私の相手を延々としてくれる。
 ハーレーを買った私と同年代の男性も帰らずにいろんなバイクを見て回り、オオタ氏と話している。
 その間に店の若者に向かって、XZ550を軽トラックに積み込むように指示しお茶などを勧めながら昔話を懐かしそうにする。
 そこにいるのは本当にバイクが好きな一人の同年代の男の子であった。
 30分ほど話していると、彼がネットで連発している「ベガー」の意味が突然理解できた。
 彼が言ってるのはお金がないベガーではなく中古バイクに対する姿勢というか愛情というか、知識、或いはまた常識が足りない意味での「ベガー」なのだ。
 私はバイクオークションで引っ張ってきたバイクがどんなものか知っているし、ことXZに関しては不動が当たり前なのだ。それでも、「安値」であるのはXZだからではなく、「古いバイクだから」と解っている。ガタガタ言う「人が何でもやってくれる」と考える、そう言うベガーは新車を買え!なのだ。
うまく言いにくいが、私とマックさんの話を聞き、4年ほど前にXZの新車を売ったことや自分が代車で借りたXZ/D(!)でツーリングした感想などを聞かせてくれ、自分のバイクに対する思いなどを話した彼が、私への評価で「バイク貴族及びXZ保存会、万歳」と言ったのはその現れなんだと思う。

 そうこうしてるウチにパラのオーナー氏も現れ、話に花が咲く。
 オーナー氏は一刻も早く牧場で550をじっくり見たいようでしきりに時間を気にしている。
確かにこの頃日が落ちるのも早く、牧場は真っ暗になってしまうものね。
 近くのジョリーパスタで遅いランチを食べてマックさんとはココで別れを告げ550を積んだ軽トラックとオーナー氏のXZは1号線を大阪に向かって走る。
 秋の日差しが容赦なく軽トラックの運転席に入り込み眩しいが、感動のXZ550との対面、KRP代表太田いそつぐ氏との対話、素晴らしく綺麗なマックビーマー氏のBMW、そしてまた一緒にいるオーナー氏と、今日一日に有ったことを思うとまぶしさも暖かさに変わり、至福の復路であった。
 
 さて、牧場にXZ550が到着したのは4時半頃。
確かに暗くなるまであと1時間もない。急がねばならない。
 処分したつもりのSRX達はまだ牧場に残っていたし、やはりXZ550は大きい。
スペースを確保する為に片づけなければならない。
 ノンビリしていると写真を写す時間も無くなるではないか。
 急いで荷台のロープを外し、ラダー代わりの踏み板を2枚、荷台から牧場の前の砂利の上に渡す。
積み込むときにKRPのワカモノが知らぬ間に積み込んでしまって、フロントブレーキの状態が解らないのが怖いのだが・・・。
 そろり・・・・。後ろに押し出してみるとフロントブレーキはしっかり効く。しかも、つい先日まで実働であったような柔らかさである。
 今までで一番スムースに牧場に降りたったXZ550。黒い龍だ。あっさり名前は決まってしまった。
 玄龍。 
しまりのない笑顔と精悍な玄龍を見て頂こう。


 今日、10月30日は新しくXZ550が牧場に到着した記念日としてしっかり憶えておこうと思う。
 
今日も牧場で荷下ろしのお手伝いをして頂きましたオーナー氏に感謝です。
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