ツアラー。遙かな道を行くために生まれたモーターサイクルがあった。
XZ550、XZ400
それは空前絶後のリアルツアラー。中間排気量の身軽さを武器に、当時のハイテクを極めたフォルム。
全てはロングディスタンスを制するために。
日本で初めての技術的な試みがいくつも為された。
アルミホイルの軽量さを余すことなく実現するために採用された「中空ハブ」。鍛造アルミで奢られたセパレートハンドル・・・ボトムバイパス式水冷メカニズム。国産で初めて認可された大型のフルカウル(D)。一軸3ウェイトバランサー、後のジェネシスコンセプトの元になったダウンドラフトダイレクトキャブレター、数え上げればきりがない。そして、今のスタンダードとなる技術がふんだんに盛り込まれていた。
全ては風を味方に付けて、長駆を実現するために。
全ての技術は・・・・風になるために。全ての乗り手に風を感じて貰うために。
そんなプリミティブなバイクの楽しさを具現化するのは未だに色褪せないカテゴリー、ツアラー。
グランツーリズモXZ. 今日はどこまで行こうか。
→みんカラブログ! 色々あって、今はツーリングにも行けない状態が続いてるXZ。
2012年はいろいろとバイク人生で一番辛い一年であったように思う。。
でも2013年。新しく始めようと思う。
長年の相棒、玄龍は乗って欲しい方に譲ります。
XZ550は龍姫。幾多の変遷を経て私の元に戻ってきたXZ550最終ロット。今はタンクもなく、サイドカバーもなく。
だけど、2012年11月11日。これもまた数奇な運命に操られたXV750スペシャルと共に私の元に戻ってきました。
龍姫とは2度のツーリングを共にしただけ。でも、玄龍とは違う乗り味に驚き、バイクのロット違いでこれだけ乗り味が違うものかと。。
「元気の良い玄龍」そして、初めて女性の名前を冠した「優しさの龍姫」。
龍姫とXV750,今はこの二台で。
牧場生活が再開した2013年。
今年もどうぞよろしくお願いします。